2010年 1月15日 大阪府藤井寺市にある四天王寺学園小学校を訪問し、校長先生にインタビューをしてきました。
校長先生の名前は、林 勲 先生です。林校長先生は、四天王寺大学の教授でもあります。
インタビューをしているときに、子ども達が校長室に本を借りに来ました。図書館ではなくて、どうして校長室に借りに来るのだろうかと、林校長先生に質問してみると、
「朝礼の時に、音楽を好きな子になりなさい。スポーツを好きな子になりなさい。本が好きな子になりなさい。って言ったんですよ。そしてその時に、あまんきみこさんの「車の色はそらの色」と「ふうたのゆきまつり」の2冊を紹介したんです。それ以来、子ども達が校長室に本を借りに来るようになったんですよ。」と教えて下さいました。
お勉強を好きな子になりなさいではなく、音楽を、スポーツを、本を好きな子になりなさいだなんて、林校長先生らしい、そして四天王寺小学校さんらしい言葉だと思いました。
四天王寺学園小学校の学園訓は、1400年前の聖徳太子の教えに基づくもので、
一、和を以て貴しとなす
一、四恩に報いよ
四恩とは
国の恩
父母の恩
世間の恩
仏の恩なり
一、誠実を旨とせよ
一、礼儀を正しくせよ
一、健康を重んぜよ です。
そして、四天王寺学園小学校の目指す児童像は、この学園訓が実践できる子どもです。
少子化が叫ばれる今、なぜ四天王寺小学校を創設したのかを質問してみました。
林校長先生は、
「今の社会を見てみると、心が痛む事が多いですよね。その理由を考えてみますと、現在の教育が人材を育成できていないのではないかと思うのですよ。中学校・高等学校では、「心の教育」が遅いのではないでしょうか。人格の基礎を形成する10歳まで、つまり小学校4年までに、「心の教育」を徹底して行わなれれば駄目なのではないでしょうか。だから、10歳までの大切の時期に、社会に貢献できる人材・世界の平和や人々の幸福に貢献できる人材を育成するために、四天王寺学園小学校を創設しました。」
と、お話して下さいました。
林校長先生は楽しい方で、
「よその子も 意外と可愛い 学芸会」 という俳句を教えて下さいました。
分かります。よく、分かります。私にも経験あります。
自分の子も可愛い。でも、よその子も可愛い。子どもはみんな可愛い。愛おしい。
だから、大人は、親は全ての子どものことを考えて行動しなくちゃいけませんよね。
「近鉄電車 藤井寺」の駅から小学校まで短距離なのですが、登校時には保護者の方が立ち番を
して下さるのだそうです。それについて、林校長先生は
「保護者の皆さんの報酬は、子どもの笑顔だけなんですよ。」と、優しい顔で話して下さいました。
子どもは保護者だけが育てるものではなく、周りの大人が、先生が、地域が一緒になって育てるもののように思います。そしてそれが「心の教育」に繋がるのかも知れません。
四天王寺学園小学校、 素敵な小学校でした。
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